ただ、単純に、「あんなにたくさんの人に、送ってもらって、君は幸せだな!」と言いたい2日間でした。
基本的に、僕は、人付き合いも苦手やし、人と人との距離を常に間隔を保ちながら生きてしまうので、ガツガツ来る人は苦手やし、何気に体育会系でもあるので、初対面からガッツリタメ口で「お前な」と来るような礼儀知らずの人間も好きではありません。
むしろ消えてくれ。とさえ思う心の狭い大人です。あ、子供です。
知り合って、おそらく8年くらいたちますが、年下で初対面からタメ口で「お前」呼ばわりされても気分を害さなかった、ただ一人の人間。
彼は仕方ないのです。だって彼なのですもの。
若い頃の、彼は、ほんまに頭がおかしく、迷惑キャラ満開でした。
あ、今もなの??むしろ今以上にww
人のバンドのミーティングに勝手に参加したと思ったら、酒をあおりだして、うちのメンバーも巻き込んで、ミーティングどころではない大騒ぎになり、チャイムでドアを開けると、ご近所さんが、団結して集合してて、「ほんまに勘弁してください。」と苦情をいいにくることも、しょっちゅうでした。
「お前のバンドにオレも入れてくれ。頼む。ほんま入れてくれ。」
と日々嘆願されましたが、即却下でした。
当時、僕が抱えてたバンドは、動物園状態で、すでにライオンもパンダもコアラも抱えてるのに、これ以上、動物は抱え切れませんよオレ。てことでしたw
当時のバンドから、現在に至るまで、本当にたくさんの経験をしました。
あ、今思えば9割が酒の席です。
昨日、今日、たくさんの人に別れを惜しまれる彼を見ててふと思いました。
彼の様な人間を見てると、僕が、人付き合いが得意でなく、苦手な人種が多いのも、ある種、どこか、そんな彼の様な性格の人達への嫉妬なのかもしれません。
20代後半になってからは、プライベートで遊んだり飲んだりすることは、ほぼ遊ぶこともなくなったけど、内向的ゆえ友達も少なく、バンドマンの友達も非常に少ない僕の中の、数少ない親友バンドマンであることは間違いありません。
普段、空気はかなり読めるクチだと思いますが、今日の送別会、たくさんの人間が別れを惜しんで泣いて、本人も号泣してる中、それでなくとも涙もろい僕なのに、涙の一粒も出ませんでした。むしろ、ツッコミどころが見つかりすぎて爆笑寸前でした。
泣いてるヨシノリも、さらにそれを囲んで泣いてるみんなの姿も滑稽に見えました。
それは、きっと、誰よりも、別れだとは思ってないから故だと思います。
「いやいや、これからもしょっちゅう会うのに、何を大袈裟にww」ということへの確信の気持ちから来る笑いかと。
普段からマメにメールをするような関係でもありませんが、僕が30代に突入しようとする頃、突然、彼から一通のメールが来ました。
「みんないなくなってしまったけど、ゴウシがバンドまだやっててくれてて、ほんまに嬉しいし、心強いよ。音楽辞めずに、これからも、ずっと頑張っていこうぜ!」
僕は、照れもあり、それに対して
「いきなりなんやねん。ついに頭おかしくなったんか?」
とだけ返信しました。
これから、なんだかんだで、いろいろ困難だとは思いますが、そんな彼です。
まさか辞めることはないでしょう。
ヨシノリ、ほなまた!
個人的な内容で意味わからん人ごめんなさいw