Loco-Passion(長いよ)
Loco-Passion(長いよ)

Loco-Passion(長いよ)

丁度、本日、引越し先を、東成区大今里ってとこに決めてきました。
千日前線の「新深江」です。桜川を離れて4年弱。再び千日前線にリターンです。
今の家は、非常に広いので、半分以下のサイズになります。
まぁ、自分を追い詰める覚悟での「小さい部屋」への引越しです。
家具めちゃ多いのに、どうしよ…

今の家と離れるのは寂しいな…ってなセンチな気持ちで、mixiをチェックしたら、Loco-Passion解散のお知らせが入ってきて、さらにセンチな気持ちになりました。

Loco-Passionはカルメラ史上、最多対バン回数のバンドでしょう。
カルメラだけでなく、昨年6月に「ガミハナーズ」を再結成した妹の結婚式でも、協力して演奏してくれました。

僕は、Loco-Passionには思いいれが強いです。
そもそも、カルメラというバンド自体が、Loco-Passionと分家的なバンドです。

僕が、22歳頃に結成したガミハナーズというバンドで、OVER SKA DRIVES、将番頭というバンドとばかり対バンしていました。
その次に多かったのが、零零武装やラコミッツ。
それらのバンドは、解散になったり、メンバーが脱退したりしていき、次第に対バン回数が減っていきました。
そんな中でも、OSDのヨシノリは、何度も「ガミハナーズに入れてくれ!」と嘆願してきたのを断り続けるくらい、僕らのことを愛してくれていました。
彼は、ぼくらのバンドメンバーだけのミーティングと題した、ただの飲み会にも連日登場しました。

そんな、OSDや将番頭を行ったり来たりしていたヨシノリが、Loco-Passionというインストバンドを組んだと教えてくれました。
零零武装のしんさんも一緒だといいいました。
後に、カンチャンが、ラコミッツだったことを知ります。
「PE'Zとかスカパラとか、その辺に並ぶようなオシャレなインストをやっていくつもり」
とCDをくれたのですが、当時の音源は、とてもオシャレ音楽には聞こえなかったので、
「いやいやいや、ちょっとしんどいんじゃない??オレ今和音の積み方を勉強しててボイシングとか勉強してるから、オレで出来るアドバイスあればするからいつでも連絡してくれ。」
と、2nd Lineの前で座り込んで話したのを覚えています。
まぁ、結局、なんの助言をすることもなく、どんどん彼らはいいバンドになっていきましたが(笑)

でもって、僕が、ガミハナーズを辞めると決めたその日。
OSDを抜けたhideya君と将番頭が解散したUSKが、新しくFxFというバンドを組んだという噂を聞いていたので、バンドを続けたかったので、「ちょいと、オレも入れてくれ」と電話をしました。
この時点で、この二人はLoco-Passionには、まだ入っていません。

そのFxFというバンドに、Loco-Passionから、シンサンとジャクソンさんが入ってきました。
そこで、面識はあったけど、ほとんど喋ったこともなかったタイムボカンのタネオが加入してきました。
後に、あっちゃんも加入してきます。

この時点で、
trumpet:オレ
trombone:しんさん
tenor sax:ひらりん
alto sax:タネオ
guitar:あっちゃん
Bass:hideya
drums:USK
と、fxfの9割のメンバーが現ロコパとカルメラになるわけです。
他にも、そえじや、たけべや、キシモンもいたけどね。

次第に、みんな個々の活動が忙しくなっていき、タネオは就職でスタジオに来なくなり、ロコパッションは本格的に活動ペースを強めていき、USKは一度、音楽を辞める的な流れになり、事実上、FxFは活動できなくなりました。

それでも、FxFしかバンドを持っていないオレとあっちゃんとhideya君は、かたくなに、いつの日かFxFを再開出来る日を夢見て、日夜曲作りという名の、ただの飲み会を繰り返しました。
あまりにぐうたらな僕とあっちゃんの活動を見切ったhideya君は、知らない間にベースのいなくなったロコパッションに加入することになってました(苦笑)

ついに2人になったFxFは、ただ日夜、桜川団地で酒を二人で交わす集まりになってました。

「くそぉ。ロコパッションめ!!!fxfの大事な人間を連れていきやがって!!!
意地でも別の人間入れてFxF再開してやる!!」

悔しさのあまり、そこから、夢中になって、あっちゃんと酒を飲みました。いや、たまには曲を作りました。

「FxFは、HIDEYAくんとUSKが作った名前やから、二人がおらん今、この際、別のバンド名に変えよう!」
カルメラと名づけました。
楽曲はFxFから引き継ぐことにしました。ちなみに、今も数曲は生きてます。
タネオが「やっぱ音楽やりたいかも。仕事やめよかな」と悩んでる情報を手に入れたので、カムバックしてもらうことにしました。

気付けば音楽を辞めたハズのUSKも、ドラムが辞めることになったロコパッションに正式参加することになりました。
偶然にも、カルメラのトロンボーンのタナッチの大学の先輩であるクマちゃんがトランペットに加入してました。世間は狭いです。

そんなこんなで、90%のFxFメンバーは「Loco-Passion」と「カルメラ」に正式に分家したような雰囲気となりました。
ちゃんと答えれば、カルメラは、hideya君とUSKが作ったバンドなのかもしれません。

カルメラを名乗りはじめてしばらくした頃、ヨシノリから、気持ちの悪いメールが届きました。
「お前がバンド続けててくれてよかった。みんな辞めてしまったけど、お前が音楽続けてくれるだけで心強いわ。これからもお互い頑張ろう!」
みたいな内容でした。以前にも書いたことあるような気もしますが…
照れくさかったので、「気持ち悪いな。」とだけ返事したと覚えています。
本当は涙するくらい感動してたんだぜ。

先にも書いたけど、ぐうたらな僕たちを置き去りにして、ものすごいスピードで、ロコパッションは良いバンドになっていきました。

hideya君とは同じバイト先になり、2年半ほど、毎日隣同士の席で過ごしました。
そんな中、hideya君に、
「ロコパッション、ほんま良いバンドに日々なってるよな!」
と問いかけると、hideya君はとても嬉しいことを言ってくれました。
「ゴウシくんとfxfやって、ゴウシくんの曲の作り方とかを参考に、勉強して曲作りの仕方を真剣に見つめなおそう!ってなって作った曲がBMGの耳に止まったんすよ!感謝してますよ!」
しょーもない先輩を交わすお世辞かもしれませんが、その言葉で、当初は、「負けたくない!!いつか追い越したい。」という意識の方が強かったはずが、Loco-Passionが、成長するとともに、とても嬉しく感じるようになりました。
大人の気持ちを手に入れました。

若い頃は、「自分の方が売れたい。自分の方が認知されたい!」という意識ばかりでだったのが、もはや10年近い音楽仲間ともなってくると、「みんな一緒になって頑張ろう!!」となってゆき、気付けばライバル心よりも、戦友のような意識へ変わっていきました。

おれの様な、楽器も下手で口だけ番長の半端な先輩と仲良くしてくれ、結局ロコパッションに、なにひとつ勝てる所は、なかった。
ロコパッションが止まる4月。
せめて、そこから追いついて、追い越せるようにfxf改めカルメラを頑張ろうと思います!勝手に情熱も引き継ぎます(笑)

このままでは、超売れっ子になってしまった人たち以外の、あのシーンの残党が、もはや、オレくらいになってしまうではないか…。
みんななんらかの形で、いちはやく現場復帰してください!

長い間お疲れ様でした!!
そして、ありがとう!

って、これ4/12に書くべきことかwwww

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