【それでも状況を把握していない人たちへ】
人間が一年間に浴びてセーフな被爆量が世界基準で1ミリシーベルトと定められてた。
福島の事故後、ほとんどの場所でそんな基準を余裕で超えることになり、避難を促すにはものすごいお金がかかるし、東京も1を超える地域が多数あるのでパニックにもなる。
てことで、ひとまずどうにもならなんので「目先の事だけ考えたら、20ミリシーベルトまでならただちに体に影響するわけじゃない。」とその基準値を20ミリシーベルトに引き上げ。
ちなみに原子力安全委員会や研究者によると20ミリシーベルトを10万人が浴びると約800人がガンを発病するとしている。
食べ物についても、農林水産省が今年の4月から食品に含まれる放射性セシウムが安全だと判断する基準値を1キロあたり100ベクレルに変更になった。
これも、今までの基準だと、「汚染されて危険な食べ物」が増えすぎてしまい、例えば用意されたそれを処分する賠償金や農家や漁師の仕事もケアしないといけないとなると、莫大なお金になるので、ひとまず安全値を100ベクレルにすれば、結構無視することが出来るし、それを食べてしまう人の事も一旦見ないふりするしかない、という行き当たりばったりの作戦なのです。
ちなみに、原発が放射性廃棄物をあの核のマークが入ったドラム缶に入れて慎重に管理してる写真を見たことあると思うけど、あの中身が放射性セシウム1キロあたりのが100ベクレルからのもの。今は100以下のものもドラム缶に入れて保管してる。
あの中身を食べても安全だと言ってるのです。
目に見えない事を良い事に、ほんまは危ないのに、とりあえず安全だとしてる数字を高く変更して、ひとまずセーフを増やせば、パニックや莫大な出費は一時的に避けられる。という回避方法で、その事実を知らない人もまだまだ多い。
例えば、お菓子の保冷剤や防腐剤に「絶対に食べないでください」などの注意書きが書いてあるけど、食べたけど死んでない人いたから多分安全やから、これからは「食べれます」に変更しよう…みたいなバカバカしいレベルの事を国はしてるんです。
一応発表はされてるものの、大々的に危険を訴えないメディア。
理由は簡単。
テレビや新聞などの一般に人に届くメディアのほとんどが、原発自体を収入源としている電力会社や、そこに繋がる関連会社が出資したお金で作られてる。
原発を完全に廃止してしまうと、莫大な数の会社がとてつもない損害を受け、自分たちにお金を出してくれてた会社も潰れてしまうと、テレビ局自体も大損害。
政治家サイドも、その「本当のこと」を言うことによって莫大な国のお金を出費することになり、自分たちに回ってくるお金も減る。
自分たちが選んだ政治家が「国民の命」と「お金」を天秤に掛け、「お金」が選ばれたんやで。
どんなに経済が復帰するようなマニュフェストをあげてようが、この先のことを考えて憲法を換えようが、最低時給を1000円にしようがどうしようが、白血病で死んでしまったら、肝心な「先」がなくなる訳やし、なんの意味もないやん。
普通に考えてこの事実が、国民全員にちゃんと届いてちゃんと考えたら、原発を推進する自民や維新に入れる人なんかゼロでもおかしくないのに。
…と個人的には思っています。